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第2回 水と健康

更新日:2020年2月10日更新

体の中の水とそのはたらき
水は地球上の生物にとって、生命維持に欠かせないものです。
人間の体も約60%は水でできています。たとえば体重60kgの成人男性ならそのうち約36kg=36リットルが水分です。体の水分量は、生後間もなくは約70%、それから年齢とともに減少して高齢者では50%台に。また肥満体型など、体脂肪が多いと水分量は少なくなります。

体の均衡が保たれた状態では、水分の約4分の3が体を構成する細胞にあり、残り約4分の1が血液やリンパ液などとして流れています。血液が全身の細胞に酸素を送り、これを原動力にそれぞれの細胞が働くという循環が成り立っているのです。

汗をかいて減量は危険!
体重を気にされる方は、“体重80kgなら60%の48kgが水。汗をかいて水を減らせば簡単にダイエットできるのでは!?”と考えるかもしれません。しかし体内の水分を10%以上失うと脱水による様々な症状が現れ、最悪の場合では生命が危険な状態になる場合もありますので、注意が必要です。
ちなみに、脱水症状になると、体を正常に働かせようと水分が細胞から血液へと移動するため、細胞の水分が減って機能が衰えていきます。さらに進むと、血液中の水分なども失われ、やがて、さまざまな臓器にも影響が出ることになります。
このような状態にならないためにも、汗をかいたら必ず水分補給してください。

水が不足するのはどんなとき?
水が入ったコップの画像 一般に、日常生活の中で積極的に水分をとりたいのが「寝起き」と「風呂上り」です。
まず、睡眠中は大量の汗をかくといわれるのに、約8時間の就寝中は水分摂取しないので、寝起きの体は水不足状態です。
また、入浴で体が温まると血流が活発になって新陳代謝が活発になるだけでなく、体温も上がって発汗も促されて水分が減りますから、それぞれの際にはコップ1杯程度の水をゆっくりと飲むことをお勧めします。

成人は毎日少なくともコップ6杯分(約1.2リットル)、暑い日はそれ以上の水分を取るのが理想です。
春先でも脱水症状は現れますので、代謝のいい乳幼児や、のどの渇きに気づきにくい高齢者は特に注意して、のどの渇きを感じる前に水分補給を心がけましょう。

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