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第4回  梅雨と集中豪雨

更新日:2020年2月10日更新

第4回  梅雨と集中豪雨

地球環境の変化で増える集中豪雨

経済活動による石油・石炭・天然ガスの燃焼、つまり工場や発電所、自動車などから排出される二酸化炭素などの温室効果ガスが増え続け、地球の平均気温が上昇する「地球温暖化」。

あじさいの花の写真

地球温暖化の弊害として、気候変化による熱中症や熱帯地域の病気の拡大、農作物の収穫量の減少、生態系への影響、そして南極の氷や氷河などが解けることによる海面水位の上昇などが言われています。特に海面上昇については、世界の商業・工業の中心地が海抜高度の低い沿岸部に多いため、経済活動にも大きな影響を与えると予想され、1992年の「気候変動に関する国際連合枠組条約」の京都議定書に示された温室効果ガス排出削減目標に向かって、現在世界各国が努力しています。

しかしながら地球温暖化は現在も進んでおり、集中豪雨や干ばつなど、異常気象の増加も地球温暖化の弊害と言われています。日本の集中豪雨など異常気象の増加も、地球温暖化の影響とも言われています。

梅雨の集中豪雨と沼田川洪水予報
集中豪雨については、ここ広島では1999年の集中豪雨による土砂災害が記憶に新しいところです。三原市を含む広島県東部地域は、年間の降水量が約1,200mmと県内でも少雨の地域ですが、市の南西部を通って瀬戸内海に流れる沼田川では、過去にたびたび洪水被害が発生しており、1999年6月29日の集中豪雨の際も広範囲の床上・床下浸水が発生しました。

この1999年の広島、2000年に東海地方と連続した豪雨災害を受けて、2001年には水防法が改正され、沼田川は県の「洪水予報河川」に指定されました。洪水予報河川については、水位を常に観測しており、降雨の際は、広島地方気象台の雨量観測や予測と合わせて水位の変化を予測し、警戒水位、危険水位などの基準を超えると予想されるときは洪水予報(洪水注意報・洪水警報)が発表されます。

6月から7月中旬にかけての梅雨や、7月から9月までの台風シーズンなど、集中豪雨に見舞われやすい時期は特に、テレビ・ラジオ、インターネットなどの気象情報や、市や町からの避難勧告などの情報に注意したいところです。

洪水と水道
大雨による河川の氾濫などによる洪水では、家屋や自動車の被害はもちろん、水道施設が浸水すると、私たちの飲み水にも被害が及ぶことになります。

三原市の水道は、東広島市の椋梨ダムなどから水道原水の供給を受け、小高いところにある(70m)西野浄水場で浄化し、各地域の高台にある配水池から家庭などへ供給しています。
災害時には緊急遮断弁があり、水を貯めているため、すぐに水がなくなることはありません。
西野浄水場には、地球温暖化防止に寄与する、太陽光発電設備が設置されております。
また、ダムや、現在整備が進められている下水道設備にも、排水を促して洪水を防ぐ機能があり、施設・設備面からも災害を防ぐ対策がとられています。

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