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三原市では緩速ろ過を導入し,より美味しい水をお届けしています。また,第3回目でご紹介した太陽光発電の施設により,環境に配慮した施設作りを行っていますが,もちろん庁舎でも働く人や,訪れる人に対しても環境に優しい工夫が一杯です。
庁舎は,建材や内装材,空調設備など,できる限りのものを他の同様の製品と比較して環境負荷の少ない製品,使用することで環境負荷削減が図れる製品を選択しています。長く使用していれば,いつかは廃棄する時がやってきます。同じ機能を持つものであれば,少しでも環境に対して負担のかからないものを選択するのも,大切なことですね。
では早速中をご案内しましょう。アーチ型の屋根が付いた自動ドアから中へ入ると,右手に窓口と事務所スペースが。
庁舎正面
事務所スペース
トップライトで明るい窓口
トップライトから太陽の光を取り込んでいるので,明るいですね!窓口のカウンターは,車椅子でも利用しやすく工夫されています。
運転管理室
左手には見学コースにも組み込まれている,運転管理室が見えます。ガラス張りになっているので,中の様子が一目でわかるようになっています。
こちらは水質試験室,水の安全を守ります。
通路の奥には,やはり見学コースになっている水質試験室があります,ここで皆さんの水の安全が守られているのです。ガスを発生する可能性のある薬品を使用するときに使う,排煙装置が付いている設備もあります。学校の理科の実験室みたいですね。
庁舎は地上2階,地下1階建てになっていますが,階段は普通のものと比べて段差が低く,ステップ部分も広くなっています。
階段の段差の違いがわかりますか?
これは,段差の違う階段のサンプルを側面から写したものです
左が配慮階段,右が一般的な階段です,傾斜の違いが一目瞭然ですね
地階には大きな会議室や,クレーンの付いている倉庫があります。この倉庫には給水タンクや大きな機械などといった水道の設備が収められています。
大会議室
倉庫
浄水場のなかには、こんな広場もあります。いい天気のときは、小鳥のさえずりも聞こえてきたりします。まるで自然公園のようですね。
浄水場を見学された人は、自分で持参したお弁当をこの広場で食べることだってできちゃいます。
(水をつくる施設の近くにあるので、普段は飲食が禁止されています。)
みなさまの生活にかかすことのできない「水」。
水道部では「人と環境にやさしい水づくり」を目指していろいろな工夫をしています。
この機会に西野浄水場を見学してみるのもいいですよね。